B[a]P濃度分布と大気環境情報の配信
研究内容
背景
環境への意識が高まっており、正確で、わかりやすい情報を提供する必要があると考えます。
しかし、多くの地域では
大気環境
の測定はごく限られた地域でしか行われていません
限られた測定点だけでは、生活規模(自宅周辺、通学路など)の大気汚染状況を知ることが困難です
大気汚染物質のなかでも、B[a]P(ベンゾ[a]ピレン)という物質は、発ガン性を有すると言われている物質で、自動車排ガスに多く含まれています。身近で発生する可能性がある物質ですが、あまり知られていない物質です。
目的・内容
この研究ページでは、生活環境規模でB[a]Pがどの程度存在しているかを調査し、その結果を情報提供していきます。
岩手県一関市の対象地域(約1.5平方km)の道路沿いに45箇所の測定点を設置します。
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4車線沿い
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2車線沿い
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1車線沿い
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測定点にミクロ繊維シートを設置し、1週間放置します。
1週間後ミクロ繊維シートを回収すると・・・測定点によってはこんなに黒くなります。これは、大気中の粒子状物質(PM)が付着しているからです。
回収したミクロ繊維シートを分析・解析することで、測定点のB[a]P量が分かります。
測定結果をより分かりやすくするため、GIS:Geographic Information System(地理情報システム)の空間解析機能を用いて、測定点のB[a]P量から周囲の状況を予測して分布図として表します。
研究内容
背景
目的・内容
岩手大学工学部社会環境工学科 地域環境工学研究室
岩手大学大学院工学研究科デザイン・メディア工学専攻