◇ 研究テーマ(平成23年度)

松本文雄
田沼大樹:
津志田匡史:GISを用いて可視化した大気中PAHs濃度分布の推移と
      影響因子の考察
吉田雄亮:GISを用いた生活圏規模での大気中NO2濃度分布の
      可視化と経月変化


◇ 研究テーマ(平成22年度)

盛合宏太:自動車走行データに基づくGISを用いた大気中NOx分布推定
      法の有用性
村上由香利:GISを用いた生活圏規模での大気中PAHs濃度分布の可視
       化と動態解析
平野卓実:懸架式パッシブモニタリング法による大気中粒子状物質量お
      よびPAH’s含有量に及ぼす気象因子の影響
阿部遙介:生活圏規模における多点でのNO2濃度測定法の検討


◇ 研究テーマ(平成21年度)

倉谷昌臣:大気中粒子状物質およびPAHsの粒径別濃度分布解析と懸架
      式パッシブモニタリング法の適応に関する研究
田沼大樹:ミクロ繊維シートを用いた多成分PAHs捕集能の検討
伊藤紘章:ミクロ繊維シートを用いた大気中重金属モニタリング法の検討
近藤祥彦:多点でのNO2実測データを用いたGISによる濃度分布補間精
      度の検証


◇ 研究テーマ(平成20年度)

畑中基博:懸架式パッシブサンプラーを用いた沿道大気環境の経月変化
下田慎吾:懸架式パッシブサンプラーによる大気モニタリングデータの環
      境指標としての適用性
盛合宏太:GISを用いた大気汚染物質濃度データの効果的補間法の検討


◇ 研究テーマ(平成19年度)

小澤智博:簡易型パッシブモニタリング法による大気汚染物質濃度評価
      システムの構築
高山太哉・長岡秀典:改良型懸架式パッシブサンプラーの捕集能と大気
            粉じんおよびB(a)P濃度の動態解析
石井貴之:懸架式パッシブサンプラーによる大気モニタリングデータと大気
      環境常時観測データの比較


◇ 研究テーマ(平成18年度)

小澤智博:簡易型パッシブモニタリング法による大気汚染物質濃度評価
      システムの構築
小泉裕嗣・佐藤ひとみ:ミクロ繊維シート捕集材を用いた大気中粒子状
             物質およびPAH'sの動態解析とGISによる濃度分
             布の視覚化
八幡可奈子:気象因子を考慮したミクロ繊維シート捕集材による大気中
       粒子状物質およびB(a)Pモニタリング法の検討

大気汚染問題
 大気汚染問題については、ものを燃やしたときに発生する粉じん(すすや黒煙といった方がなじみやすいかな・・。)やそれに含まれる多環芳香族炭化水素類(不完全燃焼により非意図的に発生する化学物質。一般大気中にあるそれらの発生源は、主に工場や自動車からの排出ガスといわれてます。)のモニタリング手に関する研究を行っています。


 多環芳香族炭化水素類??? あまり聞き慣れない単語ですよね。これの何が大気汚染なの? と思う人もいるはずです。
 実は多環芳香族炭化水素類の中には、
発ガン性の疑いのある化学物質が含まれているのです。ものを燃やした煙中や自動車の排ガス中には、少なからずこの化学物質が含まれています。(でも不安にならないでくださいね!低濃度では、体に影響はありません。)
 これら化学物質のモニタリングは、都道府県などの行政機関が専用の大気吸引装置を用いて大気中の粉じんを捕集して測定するのが一般的ですが、決められた場所でのモニタリングしかできないため、みなさんの生活場所の大気汚染状況を必ずしも反映している測定結果が得られるとは限りません。


 そこで私たちは、これらの化学物質を生活環境のあらゆる場所でモニタリングできるように、自然に生育している
『植物の葉』や身近に入手可能な資材である『ミクロ繊維シート』を用いた“簡易的なモニタリング手法の開発”に取り組んでいます。また、それら化学物質の“動態解析“化学的挙動”についても研究しています。