『環境問題』という言葉から何をイメージしますか?
地球温暖化ですか? 酸性雨ですか? ゴミ問題ですか? 皆それぞれイメージするものは異なるでしょう。
環境問題とは、それだけ私たちの生活の中にたくさん存在するものなのです。地球温暖化や酸性雨などは、世界各国が協力しあいながら解決しなければならない“地球環境”問題です。
一方で、ゴミ問題や騒音問題、自動車排ガス問題などは、私たちが生活している街や地域に根付いた問題といえます。
これが“地域環境”問題なのです。
地球環境問題と比べると問題視される規模が小さく、テレビや新聞などのマスメディアから取り上げられることが少ないため軽視されがちですが、そこに生活する住民にとっては、最も頭の痛い環境問題といえます。
また、それぞれの生活地域で起こる環境問題(例えば、自動車排ガス中の窒素酸化物は酸性雨の原因となります。)があちこちからどんどん蓄積し、その結果が地球環境問題へと発展するのです。
つまり“地域環境” とは、“地球環境”の根元部分であるともいえます。
私たちは、この地域に根付いた環境問題を工学的な視点から解決していこうと取り組んでいます。