こんにちは,岩手大学工学部社会環境工学科基盤・耐震工学研究分野地下計測学研究室です。 平成21年度の岩手大学工学部の改組により旧建設環境工学科が社会環境工学科へ改組されました.うちの研究室は准教授1人の小さな研究室です.
名称を地下計測学研究室(旧名;地下探査学研究室)といいまして,その名の通り,地上からは目で見ることのできない地下の様子・状態を物理探査の手法を用いて解明することを目的として日夜研究をしています.地球のお医者さんを目指しています.(または,地球探偵団?ともいう)基本コンセプトは「体力,根性,手先が器用」!
やる気さえあれば,難しい数学なんてなんてことなない???
やる気さえあれば,コンピュータ解析なんてたいしたことはない???
やる気さえあれば,野外の夜中の観測なんて屁みたいなものだ???
この研究室を理解するため以下の設問を用意した.下記の設問のうちで○がたくさん該当する1-3年生諸君,研究室の扉をたたいてみよう.よろしくお願いします.
Q1 体力,根性には自信があるり,楽観的でもある.
Q2 地震を感じたとき,被害だけでなく震源位置、マグニチュードが気になる.
Q3 コンピュータ,ネットワークに興味がある.
Q4 メカ,エレキ,コンピュータ,結線,はんだづけが得意.
Q5 深夜でもトランシットを操り測量ができる?
Q6 気温氷点下で,野外で地震計のような機器を扱える?
Q7 フーリエ変換,微分方程式,ベクトル解析など数学が不得意でない.
Q8 計算プログラミング(Fortran, Cなど)に興味がある.
Q9 探査のためカケヤで地面を強打すると気分がすっきりする.
Q10 炎天下?や猛吹雪?の中,野外で,地震計や記録器を設置できる.
Q11 自然災害を減らすためには地域の防災活動が大切だと思う.
Q12 決まり切った仕事よりも,自分で考えた研究がしたい.
どのくらい○がついたでしょうか?今現在無理でも今後頑張ろう!という学生さんは大歓迎です。
アンケート調査による地震時の詳細震度分布の把握
・2008年岩手宮城内陸地震における一関市,奥州市,北上市の詳細震度調査(2008-)
・岩手県の計測震度観測点における詳細震度調査(2008-)
・岩手揺れやすさマップの作成ー震度観測点の地震動増幅特性ー(2007-)
・2003年宮城県沖の地震時の盛岡市,滝沢村,矢巾町,大船渡市における詳細震度調査(2003-)
・1994年北海道東方沖地震/三陸はるか沖地震時の東北地方/岩手県内/盛岡市域における詳細震度調査(1994-1996)
常時微動観測による地震時の地盤の振動特性の評価(1993-)
盛岡市域における地震危険度予測のための統計的研究(1993)
K-net観測地点における地盤の地震応答特性の評価(1997-)
K-net観測地点における微動アレー探査を利用した地盤の地震応答特性の評価(1997-)
微動に含まれる表面波の位相速度を利用した地下速度構造推定法の開発
・微動アレー観測システムの開発(1994-)
・空間自己相関法の実用化に関する研究(1995-)
・微動に含まれるLove波の識別法の開発(1995-)
・微動中に含まれる表面波の高次モードの利用(1997-)
・微動に含まれるRayleigh波Love波を利用した地下構造推定法の開発(1997-)
・3成分微動アレー探査による地下構造の推定(1998-)
微動の水平動/上下動スペクトル比を利用した地下速度構造推定法の開発(1995-1997,2000-)
表面波探査による地下速度構造推定法の開発(2004-)
弾性波探査に基づく盛岡市のS波速度推定式の作成(1994)
微細重力探査(1997-)
岩手山人工地震探査,アレー観測,ファンシュウティング(1999-)
岩手山に発生する火山性地震・微動の震源域の推定(1998-)
常時微動を用いた岩手山の浅部地下速度構造の推定(1998)
岩石の弾性波伝播特性からみた試料内部のクラック形状の推定(1996)
火山と地震
2000年度技術職員研修会の講義ノート。初級
WCEE
2000.1/31-2/4の間、ニュウジーランドで開催された世界地震工学会議で発表。上級