陸前高田の災害ボランティアセンターからのニーズ
農学部の原科です。
陸前高田の災害ボランティアセンターから,以下のニーズがあるので,岩大関係
者でも探してもらえないかという依頼がありました。
■仕事内容:調理(昼食と夕食)
・単発の炊き出しでなく,できるだけ固定団体でお願いしたい(団体内でのシフ
ト制はもちろんOK)。
・毎日が難しければ,1日おきや週何日かでも良い。
・支援物資の食材を使って,出来る料理を提供してほしい。
・昼食が約20食分,夕食が約30-40食分。
■場所:希望が丘(のぞみがおか)病院内の避難所
(病院は通常営業しており,病院の一角が避難所になっています。)
岩手県陸前高田市高田町字大隈8-6
■期間:当面は4月いっぱい。
(人数の減少に伴って,他の避難所との統合の可能性あり)
■調理環境:
・病院の外の倉庫(ブルーシートによる風除けあり)
・プロパンガスコンロ×1
・ガス(プロパン)炊飯器×1
・電気,水道なし(院内は電気あり)
・流しなし(外水道でポリタンクに汲んだ水で調理と洗い物)
・避難所まで,20mほど上り坂があり。
■条件:
・移動手段があること(自分で現地まで来られること)。
・ボランティアの宿泊先は,原則として自分で用意することになっていますが,
どうしても難しいときは避難所に宿泊してもらってもかまわないそうです(要相
談)。
当避難所では,現在37名の避難者がおり,これまでは動ける女性のかたが炊事を
担当していましたが,1ヶ月の避難生活で疲労がたまり,炊事をするのが厳しく
なったため,現在は,カップラーメンやパンを食べることが多くなっています。
そのため,先日,保健所から栄養管理を改善するように指導が入っており,かな
り急を要するニーズといえます。
また,若い人からだんだんと避難所を去っていく傾向にあり,残されたお年寄り
だけでは,食事の準備をするのが難しくなるということです。とくに,調理場か
ら20mほどの坂を上って食事を運搬するのが大変なので,元気な若い人に手伝っ
てもらいたいとのことです。
上述しましたとおり,できれば固定団体にレギュラーで入ってもらいたいとのこ
とですが,週何回かでもよいということです。調理全部でなくても,手伝い要員
派遣という形でも良いそうです。現在は,単発の炊き出しによって対応していま
すが,出来れば固定団体の方が安心できるという点もあるようです。昨日も炊き
出しをしている団体がいましたが,昼はラーメン,夜はカレーを作っており,久
しぶりの暖かい料理に非常に喜ばれたようです。
私も現地を見ましたが,興味のある方は,まずは現地を見てから決めることをお
勧めします。私に言って頂ければ,ご案内いたします。
以上,よろしくお願い致します。
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