2010年度研究室紹介
1.研究分野名
基盤耐震工学研究分野 地下計測学研究室
2.研究室スタッフ
准教授:山本 英和,技術専門職員:佐野 剛,(副学長:斎藤 徳美)
3.研究室部屋番号
7号館6階602(佐野,機材室),603(山本),604(?斎藤),609(見学場所,学生,計算機室)
4.研究分野の内容
太陽系の果てまで人工衛星が到達し,その映像が見れるようになった現在でも,地面の下,すなわち地球の中を把握することは難しい.世界でいちばん深いボーリングでもたかだか地下10Km程度の深度がやっとである.我々は地球探偵団,地球のドクター(お医者さん)等といわれる?,地下または地球の内部をどうやったらわかるのかを日夜研究している集団である.これは,昔なら資源探査,現在では地震防災のための地盤探査にいかされる技術である.また1998年以来,この技術を岩手山の火山活動を把握する手法にいかし,岩手山の内部構造探査,火山性地震・火山性微動の観測,地域火山防災に寄与する研究の試みも行われている.2008年には岩手宮城内陸地震が発生し,岩手県内で多くの被害が発生した。地震時の揺れをアンケート調査で再現する研究も実施されている。また,微動を利用した地盤探査の結果に基づいて,地震動を予測する研究も行っている。
→ 詳しくは研究成果を見てみよう。
この研究室を理解するため以下の設問を用意した.下記の設問のうちで○がたくさん該当する方々,研究室の扉をたたいてみよう.
Q1 体力,根性には自信があり,楽観的でもある.
Q2' 地震を感じたとき,体感からどこで地震が起きたか予測できる.
Q3 メカ,エレキ,コンピュータ,結線,はんだづけが得意.
Q4 深夜でもトランシットを操り測量ができる.
Q5 気温氷点下で,野外で地震計のような機器を扱える.
Q6 フーリエ変換,微分方程式,ベクトル解析など数学が不得意でない.
Q7 計算プログラミング(Fortran, Cなど)に興味がある.
Q8 決まり切った仕事よりも,自分で考えた研究がしたい.
なお,これらの問いに対し,今は胸を張って答えることができないが,勉強して頑張る強い意志がある人は○と見なす.そうでない人はこの研究室に入らないほうがが無難である.
要は,野外観測・実験,データ取得,データ解析,理論解析すべてを行うと思っていれば間違いない.
5.卒論,修論の研究テーマ等(予定)
アンケート方式による岩手宮城内陸地震時の詳細震度分布(地震防災工学)
3成分微動アレー観測システムの構築とその地下構造探査への適用などなど(地盤探査工学)
微動アレー探査や重力探査による盛岡市域の地下構造推定など(地盤探査工学)
遺伝的アルゴリズムなどを利用した位相速度の逆解析に関する研究(地盤探査工学)
微動アレー探査による表層S波速度の推定および地盤の増幅特性の推定(地震工学)
盛岡市における震度調査およびその予測に関する研究(地震防災工学)
6.講義・卒研関連講義名
担当講義:地震防災工学,ベクトル解析,地下計測学,耐震工学,応用気象学,建設環境工学実験,測量学実習,
その他研究に必要な講義:数学関係,計算機関係など
7.卒業後の進路
地質調査,建設コンサルタント,などの就職が多い.公務員,ゼネコンも普通の研究室程度に入る.
その他:ホームページアドレス
http://www.cande.iwate-u.ac.jp/gpl/